小さな小さな想い
「あっ君さっきの子だー!
おはよっ」

ひらひらと手を振る…

龍!?

龍ってば…モテモテなんだ。
だってね、周りに
少女漫画みたいにね、
女の子が溢れてるの。

「何っ友梨亜!
もしかして南くんと知り合い?!」

亜夢は本気の目をしてる。
えっと…知り合い…かな?
友梨亜が考えてると龍が

「さっき話したんだよね!
友梨亜ってゆうんだっ?
改めてよろしくねーっ!」

無駄に明るい…

「龍…あの」

最後の”さっ”は

「え~っ南くうん
早く行こうよ~っ}

「そうそう!
こんな女ほっといてさっ!」

周りの女の子に
遮られてしまった…

…確かに友梨亜は
かわいくないけどさ…

あんた達なんか亜夢の
足下にも及ばないもんっ!

あ~…龍が遠ざかる…
まあいつか話せるよね!

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