生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。



「いい事思い付いた!」



「どしたのよ、今日はなかなか冴えてるじゃん、バカ兄」




紅羽先輩が感心したように見つめる先には、いつもと何ら変わりの無い、由羽先輩の姿がある。




「瑞希、確か生徒会には“特別休暇日”っていうシステムがあったよな?」



「ああ。行事が近くて準備が間に合いそうに無かった時に、生徒会メンバーだけ作業で授業を抜けていても、出席扱いにして貰えるシステムの事だろ?」




そんなシステムが来学にはあるんだ、と呑気に考えていると。




「その特別休暇日、明日使わせて貰おうぜ!」



「は?」



「で、明日はみんなで広瀬学の家に行くんだよ!突撃訪問して、全てを吐いてもらう」




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