生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。

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焦りは禁物、なんてよく言うけど。


その言葉、今のあたし達・来紋学園生徒会メンバーに、凄くピッタリな言葉だと思う。




「いよいよ明日か。春流の処分が決まるのは」



「どうしよう！焦りたくなくても、この状況は焦らないとヤバイよね！？」




瑞兄と紅羽先輩が唸る姿を見たくなくて、あたしは目を伏せる。


―――決定的な証拠を見つけられないまま、どんどん時は過ぎて行き、明日は小杉春流の処分が下る会議がある。


広瀬君の件から、あたし達の行動は空振り続きで、情報収集は難航。


このままだと、小杉春流は―――




「少し、外に出てきます」




今の生徒会室には居たく無かった。雰囲気も良いモノでは無く、空気も重く、沈黙が続く事が多くなってきたから。




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