生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。
生徒会に入っちゃいました。
目覚ましが五月蝿く鳴り響く中、あたしは絶不調な気持ちを抱えながら、ゆっくりと身体を起こす。
入学式の翌日。今日から通常授業が始まるという、非常に大事な日。
だけど…あたしの心はモヤモヤと霧がかかったみたいだ。
その原因はきっと、来紋学園の“ありえない校則”を知ってしまったからだと思う。
「こんな展開になるんなら、早めに瑞兄に告白しとけばよかったぁーっ!」
ベッドの上で手足をバタバタさせてみても、今のあたしにとってはただのムダな行動に過ぎない。
もう告白なんか出来やしない。瑞兄にこの気持ちを悟られないように振る舞わなければならない。
…これから大変だよ。
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