生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。

…誰か、コイツを呪って下さい。


そんでもって、柱か何処かに結び付けといて下さい。




「真顔でそんな事言うの止めてよ。アンタに言われたらシャレにならないから」



「…フ」



「そうやって笑われるの、一番腹立つわ」




あたしの反応はよっぽど小杉春流のツボらしく、ヤツは口元を押さえながら控えめに笑っている。


怒りが収まる所か逆に増えているけど、それでもこうやって会話出来るようになった事は、あたしにとって大進歩。



最初はお互いがお互いの事を嫌って、目が合う事すらイヤだったけど、今は違う。


小杉春流も相変わらず憎たらしい口ばかり利いてくるし、他の人達と比べて口数も少ないけど。


それでもあたしの事を少しは認めてくれたのかな、なんて思ったりして。



きっと、役員研修会のお陰だ。

今のような関係になれたのは。




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