イジワルな先生
高校に入って1ヶ月がたった。
未だ私の恋に進展はない。
がっくし…。
「由利〜、私どうしたらいいのかな!?」
よく晴れた空。心地良い風。そして女2人、屋上でまったり。
私たちは、放課後に屋上でのんびり、まったりしながら語ることが日課になっていた。
まぁ、語るっていっても、ほぼ私の愚痴や相談ばっかだけど。
「真凛はさー、先生を好きって気付いてから、確実に先生のこと避けてるでしょ?それがいけないんだよー!」
……。
そうなんだよね。
自分の気持ちに気付いてからというもの、私は工藤を避け続けている。
だって、まともに顔すら見られないんだもーん(泣)
由利に慰めてもらっていると、ふいに校庭に工藤を見つけた。
「あっ、工藤先生じゃん!」
由利も気が付いたようだ。
工藤〜、こんなにも工藤を遠く感じるなんて…。
「行ってきなよ!」
由利が私の肩をぽんっと叩いて言った。
「そうだよね、自分から行動しなきゃ何も始まらないよね。」
私は頑張ってみることにした。
急いで校庭に走る。
普段は何気なく使っている階段が、今はすごく長く感じた。
早く工藤のところへ行きたい。
その思いでいっぱいだった。
「せ、先生!!」
息切れしながら工藤を呼ぶと、水道で顔を洗っていた工藤が振り向いた。
その姿がすごくカッコイイ。
「真凛…?どうしたー?お前から話かけてくるなんて珍しいなぁ。」
久々に工藤と喋った。
心臓はドキドキと音をたてて動いている。
何も考えずに話かけたから、次の会話が見つからず、かなり焦ったけど、とっさに自分が持っていたタオルを差し出した。
「お、サンキュー♪」
工藤はそう言って、笑顔でタオルを受け取る。
学校の校庭に夕日をバックにした男女。まさに青春じゃん!
そんなことを考えたら、思わず顔がニヤケてしまう。
「何笑ってんだよ…。」
私のニヤケた顔に気付いた工藤が、変な顔で私を見てくる。
「べ、別にー?何でもないし!」
言い返してみる。
そんなやり取りが楽しくて嬉しくて、私はまた、笑ってしまった。
未だ私の恋に進展はない。
がっくし…。
「由利〜、私どうしたらいいのかな!?」
よく晴れた空。心地良い風。そして女2人、屋上でまったり。
私たちは、放課後に屋上でのんびり、まったりしながら語ることが日課になっていた。
まぁ、語るっていっても、ほぼ私の愚痴や相談ばっかだけど。
「真凛はさー、先生を好きって気付いてから、確実に先生のこと避けてるでしょ?それがいけないんだよー!」
……。
そうなんだよね。
自分の気持ちに気付いてからというもの、私は工藤を避け続けている。
だって、まともに顔すら見られないんだもーん(泣)
由利に慰めてもらっていると、ふいに校庭に工藤を見つけた。
「あっ、工藤先生じゃん!」
由利も気が付いたようだ。
工藤〜、こんなにも工藤を遠く感じるなんて…。
「行ってきなよ!」
由利が私の肩をぽんっと叩いて言った。
「そうだよね、自分から行動しなきゃ何も始まらないよね。」
私は頑張ってみることにした。
急いで校庭に走る。
普段は何気なく使っている階段が、今はすごく長く感じた。
早く工藤のところへ行きたい。
その思いでいっぱいだった。
「せ、先生!!」
息切れしながら工藤を呼ぶと、水道で顔を洗っていた工藤が振り向いた。
その姿がすごくカッコイイ。
「真凛…?どうしたー?お前から話かけてくるなんて珍しいなぁ。」
久々に工藤と喋った。
心臓はドキドキと音をたてて動いている。
何も考えずに話かけたから、次の会話が見つからず、かなり焦ったけど、とっさに自分が持っていたタオルを差し出した。
「お、サンキュー♪」
工藤はそう言って、笑顔でタオルを受け取る。
学校の校庭に夕日をバックにした男女。まさに青春じゃん!
そんなことを考えたら、思わず顔がニヤケてしまう。
「何笑ってんだよ…。」
私のニヤケた顔に気付いた工藤が、変な顔で私を見てくる。
「べ、別にー?何でもないし!」
言い返してみる。
そんなやり取りが楽しくて嬉しくて、私はまた、笑ってしまった。