成熟と化して
「照れちゃう」
「照れるな!!誉めてない!!」
「ツンデレ?」
「違うわ!!!デレってするなら最初からツンってするな!!!」
「あなたは昔からそうだったわね…」
「はいっ!?」
「そうあれは、まだ私とあなたがまだ出会ってないころ」
「出会ってないのに何でわかるんだよ!!!」
「勘よ。女の勘はあたるの」
「単なる妄想だろ」
「そうとも言う」
「黙れ!!"そうとしか言わねーよ"って言葉、期待するな!!」
「もーーーー、なーーーーんでやねーーーん!!!!」
「ウゼぇ!!」
「ほら、捕まえた」
超ウルトラ級蜂…じゃなかった。
姿は、普通の女の子だった
「この姿だとわかるでしょ?…」
「ごめん、知らない」
女の子は固まった
「知らないから…マジで」
女の子の顔はみるみる鬼のような顔になり
「あなた、私と結婚するって言ってたじゃない」
「そんなこと言ってないから。勘違いしないで」
「ひどい!!女の心を弄んで!!!」
「知らんがな。紙田に言えよ」
「何であんな奴に」
「だってきみこと紙田って、名前にてるじゃん」
「"み"しかあってないから!!!」
「ま、とりあえず俺は言ってない。小さいときにそんな人生賭けるようなマネ、しないから」
「そんな…だって…」
「だってじゃない。言ってないものは言ってない」
「う…」
女の子は泣きそうな顔になっていた
「泣きたければ泣けば?俺のせいだけにはしないでね」
そう言って、佐藤は部室に戻っていた
後ろから「鬼」だの「たらし」だの聞こえたが、全て黙殺した。