成熟と化して

「早く200ページいかないかな」

「そもそも200ページで多すぎじゃありません?」

「そうだよなぁ?エントリーで200とか、ヘドがでるわ」

「屁は出ませんよ」

「ペドロな」

「ペドロって何ですか?」

「ペットボトルをトータル風にロッテンマイヤーの略だ」

「ロッテンマイヤー?」

「ロッテンマイヤーさんって羊にもなるんだぜ?三段変化だ」


と、鞄から紙とペンを取り出し、書きながら説明し始めた。


「まず、一回目は通常タイプ。人間だ」

「ふむふむ」

「次は、雷鬼ババアだ。こいつはハイジを苛めるときにでる」

「なるほど」

「三段目、これが羊だ。これは最終回でよく見られる弱気なロッテンマイヤーだ」

「なるほど!!ロッテンマイヤーさんは凄いんですね!!」

純粋に関心する佐藤。
これに調子に乗った紙田は

「実は俺も三段変化…」

「あっそ」

言葉の途中で、佐藤が言った。

「俺のは興味ないってか?」

「Yes,I do.」

「I can kill you.」

「かかってこいや!!」

「つーか、英文あってる?」

「知りません、英語苦手ですから」

「あ、俺も。気があうな」

「……あんたと一緒にされたくねーんだよ」

「何か言った?」

「いーえ!!」

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