成熟と化して

「な、佐藤」

「なんすか?」

「次の話どうする?シリアスにする?」

「シリアスは、展開が何かと面倒から嫌ですねー」

「確かに。なんで皆ナイフなんだ?」

「日本ですからね」

「日本でも拳銃とか持ってる奴はいるぞ」


「法律違反ですねー」


「何が市民を守るのがお仕事だ!!思わないか?」

「……拳銃持ってるってひょっとして、警察官のこと?」

「ああ」

「警察官はもっていいんですよ!!」


「あ?そうなの?つか眠い。寝る」


そう言って、寝始めた、紙田。

佐藤は呆れたため息をつき、ポケットから携帯を取り出し、メールし始めた。



-end-

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