成熟と化して
「遠慮しろ、パセリ!!それと佐藤としゃべり方が被ってるから、語尾にだぴょんをつけろ」
「…パラ子だぴょん」
「キモッ!!」
「佐藤、そんなことを言うな」
「いや、もともとあなたのせいでしょ」
「だぴょんもがんばってるんだ」
「いや、それ語尾!!名前間違えるな!!」
「喧嘩はやめてだぴょん」
「あなたノリがよすぎです」
〇
結局、だぴょん…じゃなくて、パセリ…じゃなく、パラ子パラリは帰っていった。
頭の病院の紹介状を持って。
〇
「なんか今日で人生の半分の力を使った気がします」
「じゃあ死ね」
「…ひどくね?そんなストレートに言わなくても」
何やかんやあり、佐藤は死んだ。
「勝手に殺すな!!命の尊さ学んでこい!!」
「うるさい、佐藤。いっぺんあの世逝って還ってこないで」
「それ遠回しに死ねって言ってますよね?」
「遠回しじゃない、ストレートだ」