成熟と化して



遊ぶ案もつき、三人は個々の好きなことをし始めた。

紙田はいかがわし子どもが見たら教育に悪いよ本を読み

佐藤は、携帯でメールをし

アホタは、ポリタンク一年分のオイルをぐびぐび飲んでいた。


そのとき、黒光りの何かが通る

それに最初に気づいたのは、アホタだった。

「カミタサン・ー!シネ…ジャナクッテ、イキロ!」


「ありがとう」

「ジャナクッテ、カミタサン、サトウサン、イマ、クロビカリノナニカガヨコヲトオリヌケマシタ」

「追いかけろ。そして…抜き返すのだぁぁああア!!!!」

「ラジャー」

「いや、そうじゃないでしょ!!」

どうやら佐藤も気づいたらしい。

「先輩、あれ…」

佐藤が壁の向こう側の黒光りの何かに指をさした

「あーGか」

「Gですね」

「Eノホウガ、タイプ」

「アホタは何の話してるんですか?」

「よし、盛り上げ部一同!!」

「…久しぶりに聞いたフレーズ」

「あのGを抹殺するぞ」

「イッピキイタラ、サンジュウハイル」

「だったら…」

ニヤリと紙田は笑い

「一家全滅、根絶やしにしてやる」

「…恐いのでやめて下さい。顔…」


こうしてダイヤのG根絶やし計画が実行された

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