成熟と化して

「石垣って無駄にテンション高い奴だな。今度おまえが主役の話書いてやるよ」


「てか今頃気づいたの?」


「1ページのでいいか?」


「少なっ!!」


「少なくねーだろ。キャラ定まってないあんたにはピッタリだ」


「元々みんなキャラ定まってないだろ」


「二話にでた、上田はキャラ定まってたぞ」


「変態ストーカー野郎?」


「うん」


「てか名前上田だったっけ?」


「知らね」


「…結局みんなダメじゃん」


「あいつ使い捨てキャラだもん」


そして紙田は、前から思ってた疑問を尋ねる


「俺たちって今どこにいるの?教室?公道?」


「教室でいいんじゃね?」


「あれ、俺いつ教室に入ったんだ?そもそも学校にいつ来たんだ?」


「じゃあ公道にしよう」


「だったらおまえサボりだな」


「んー…じゃあ中間だ」


「教公室道ってことだな!!」


「……なんか四字熟語みたいになってるし」

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