成熟と化して

「あの…これは?」

司会の人が紙田に聞いた。が、大体予想は出来てるのだろう

「うん〇型ロボットです」

真剣な顔で言ったからか、観客は笑っていた。

「あの…臭いもありますが」

「うん〇エキスなすりつけたんです。実物の。すごいでしょ?」

これはさすがにシーンと、図書館のような静けさになった。
みんなドン引きだ。

しかし、紙田は引かせるのが目的のため、ニヤニヤしていた。

「あ、ありがとうございました」

「あ、ちょっと待って!!」

「何ですか…?」
司会者は時間もおしてることだし、早く終わらせたいと思っているようだ。

「ここの先っぽ押すと…」

そう言って、うん〇のてっぺんを押した。

すると、うん〇から煙が出て、空を飛んだ

観客は「おぉ」と声をあげた

「出でよっ!!!うん〇の子!!」

無駄な動作がややあり、リモコンのスイッチを押した

すると、うん〇の底が、パカッと開き、中から茶色い物体が落ちてきた

「うわっ!!」

何故かみんなうん〇だと思い、避ける。

しかし、一人の生徒が近づき、「これ、飴だ」と言ったことで誤解は解けた。

「うん〇型の飴だ。受け取れ」

と、賄賂をあげた後、
「盛り上げ部に一票よろしく!!」

と言って、舞台から降りていった。
異臭を残して。

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