年上彼女

「でもさ…

専務の娘と婚約までしてるのに、
なんで、
水上さんのことに固執してんだろ…」



「それは…」


キュッと唇を結んで
視線を、またカップに送ってる…



「それは…たぶん…」


なんだろう…
そんな、言いにくいコトが
隠されてるのか…?



「市居くん
これから言うコト、
市居くんの胸に留めておいてくれる?」


「えっ?!
あ、はい…」


なんだろう…



< 118 / 214 >

この作品をシェア

pagetop