年上彼女

「じゃぁ、
具体的に、どうすればいいすか?

アイツが手出ししないように
しないといけないすよね?」


「うん…そうね…」


顎に片手を当てて
考えるしぐさが…
カワイイと思うのは…
いけねぇかな…


「じゃぁ、
申し訳ないんだけど…

会社の定時の18:00頃って
1Fの玄関に来ることって
できる?」


「あぁ、いいっすよ
バイト、その後だし…」


「ゴメンね
夏休みでゆっくりしたいところなのに、
私のコトで付き合わせちゃって…

明日から、お願いします」


また、
テーブルに頭がつくくらい
お辞儀をしたと思ったら


ゴツンッと音がして…


どうやら、
頭は、思い切り
テーブルにぶつけていた


恥ずかしそうに
頭を押さえ、笑う顔も
やっぱり…

カワイイ

と、思ってしまう…







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