年上彼女

それを受け取り
封筒を開けば、
彼女が書いたと思われる


手紙…


読み進めるうち、
手紙を持つ手は震え
最後は、
膝が崩れ、
その場に座り込んだ…


「はるか…

会社も辞めたみたいなの…

私の上司に辞表出してたみたい…
行き先も、全くわからなくて…

この手紙も、今朝
私の家のポストに入ってたの

渡すのが遅れてごめんなさい…

何があったのかわからないけど…

はるかが、こんなコトするの
初めてなの…

きっと、深い理由があるんだと思う…

ごめんなさい…
私には、何も手掛かりがないの…」


石原さんは
深く頭を下げて
その場を去って行った…
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