年上彼女
「おい、翔平、
お前自分のクラス戻れよ、
他のヤツら、
勉強してるから、
邪魔んなるだろー?」
俺が額を突いても
動く様子はない
「あー?
勝哉だって、隣のクラスだろー?」
「俺はいーんだよ、
なぁ?一真」
「ったく!翔平はぁっ!
勝手にしろ、
次の授業遅れても知んねぇぞっ」
廊下の方から、
黄色い声と携帯の写メの音が
聞こえるのも無視し、
窓際に腰掛け
外を眺める一真…
ま、
お前が、元気になって
良かったよ
ったく、世話かけやがって…