年上彼女
一歩一歩進むうち、
空から、白く冷たい雪が
舞い降りてきた
「はる…か…、だよ…な…?」
暗がりの中だけど
頷いたはるかが、
こちらを見てる
「一真…」
少しずつ歩を進め
俺の元へと近づいてくる…
「一真…、一真…、一真っ!!」
レオを地面に降ろし
俺の元へ駆け寄ったはるかを
抱きとめた
「一真ぁ…、…んねっ…
うっ…ゴメン…なさっ…」
肩を揺らし、
声にならない声で
俺に謝るはるか…
「なんだよっ!
泣いてちゃ、わかんねぇよっ」
はるかの顔を覗きこむ