年上彼女
「やっぱり…
私には、一真が必要なの…
年上ぶって、意地張って、
ガマンしてたの…
一真がいないと
生きて行けないのは
私の方なの…
ゴメンね…一真…
ごめんなさい…
許して…くれ…る?」
クゥンと
足元にいるレオまで
はるかの味方をして
訴える…
「仕方ねぇなぁ…全くっ!
そりゃそーさっ
はるかの身体に、俺の痕跡
残しまくってやったからなぁー
俺以外のヤツに
触れないと思うぜー?」
ニヤリと口元を上げ
はるかの顔に向けてやった
「もぉーっ」
口を尖らせ俺の胸を叩くはるか…
「はーるかっ、
ありがとな…
戻ってきてくれたんだろ?」
「うん…
私、一真の傍に…
いても…いい?」
「あぁ、もちろん…」
足元のレオを余所に
俺とはるかは、
離れてた分を取り戻すかのように
抱きしめ合い、
長い長いキスをした