妄想ハニー

はちみつとレモン



『…先輩って、はちみつレモン好きなんですか??』



今は、かろうじて続いている先輩とのお弁当タイム。


先輩の綺麗な指先に支えられている、はちみつレモンと書かれた紙パックを見つめながら、あたしは呟いた。



最近、わかったこと。


先輩はいつも、はちみつレモンをお昼に飲んでいる。


しかも、自動販売機に売ってるペットボトルじゃなくて…かならず紙パック。


もしかしたら、こだわりがあるのかな、ってずっと思っていた。


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