妄想ハニー
恋の遺伝子
『たっだいまー♪』
勢いよくリビングの扉をあける。
すると、今日は珍しく、パパが帰ってきていた。
『あれー??パパ??
今日は早いね。』
「まぁな。」
そう言って、パパは読んでいた新聞を机に置くと、あたしの方をみる。
その姿は娘のあたしでも思ってしまうほど、かっこいい。
…多分、あたしが理想が高い理由は、ここにもあると思う。
「そういえば結愛。
今日はテスト返される日だよな??
どうだった??」
『んー??いつも通りだよ??』