妄想ハニー
やっぱり甘く。
あたしはふと、2、3日前の出来事を思い出していた。
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『せーんぱい♪』
いつも通り屋上で、後ろから先輩に抱きつく。
さりげなく腰に巻かれたあたし手を離した先輩は、視線だけをあたしに向けた。
それは聞く体勢になったという合図。
あたしは言葉を続けようと口を開く。
『先輩、あたし、今度の日曜日遊びに行くんです!!』
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やっぱり甘く。