妄想ハニー
Honey★07
『…別れよう。』
次の日の昼休み。
お弁当を中庭で食べる雰囲気は、今までと比べものにならないくらい、緊迫感が溢れていた。
…のは、どうやらあたしだけらしい。
「…で??」
『いや、そんな聞き返されても…。』
大事な話をしているというのに、先輩はいつもと変わらず無表情。
しかも、ガツガツとお弁当を食ってやがる。
『……。』
そんなに、あたしとの別れに、先輩は興味ないのかな。