妄想ハニー
果歩だけはあたしの真意に気づいたようで、小さく目配せ。
あたしはそれに答えるわけもなく、1人ポツンと席に座った。
…周り、もう盛り上がってるし。
なんてゆうか、自分が選んだこととはいえ、ちょっと疎外感。
まぁ、混ざりたいとも思わないんだけど。
『……。』
ギャーギャー盛り上がってる隣をよそに、無言を貫くあたし。
もう、いいや…。
妄想でもしてよーっと。
そういって、あたしは妄想の世界へと入っていった。