noise sounds
壱はバスケ部だ


もうすぐ引退試合なので気合いが入っているみたいだ


何をしようかな…
まだあと2時間近くある

「蒼さん!」


誰?壱じゃないってことは確かだ


振り返る


「高橋君?」


そこに立っていたのは高橋尚人だった


「蒼さんってさ、壱と付き合ってんの?」


乱暴な、でも期待がこもった言い方


「そうだけど」


「そっか…変なこと聞いてごめん、部活行くわ」

「そう」


なんだか今日は変な日だななんて考える
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