あなたの隣。
そして約束の土曜日、俺は、待ち合わせ場所に行った。

だか、誰もいない。

早く来すぎたか・・・

「あの・・・」

昴の妹を待っているとひとりの女が俺に声をかけてきた。

俺は、その女のほうを向く。

やべ・・・

超可愛いじゃん・・・

「沙緒子ちゃん?」

俺が言うとその女はコクッと頷いた。

なんで俺が名前知ってるかって?

よく昴の口から沙緒子て名前出てきてたから。

「場所変えようか」

というと、沙緒子は頷いた。

ここから少し離れたベンチに着く。

「あの。なんで私と会いたいって思ったんですか?」

沙緒子は座ってしばらくしてから口を開いた。

俺は、昴から沙緒子の存在を聞いたことを言った。

もともと敵だった俺たちはお互い何もしゃべらなかった。

「そうですか・・・」

といって沙緒子は下を向いた。

「沙緒子?」

やべっ!

つい呼び捨てになってしまった・・・
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