あなたの隣。
「沙緒子な、お前の話する時すげー嬉しそうにはなすんだ。」

俺は、耳を疑った。

「それだけお前に惚れてるってことだ」

と昴は言い、ビールの缶を置き、下に降りた。

続いて允も下に降りる。

沙緒子が俺に惚れてる?

少し嬉しいかも。

プルルルル・・・

俺の携帯が鳴る。

ピッ

俺は通話ボタンを押した。

『悠馬?』

相手は、悟だった。

「あぁ。どした?」

『沙緒子ちゃんさっき俺らのたまり場に来てたけど』

「は?」

沙緒子がたまり場に?

『渡したいもんがあるっていってきたんだけど、悠馬いなかったから俺に預けて帰った』

「わかった。すぐ行く」

じゃあな、といって俺は下に降りバイクに乗った。
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