あなたの隣。

本当の正体*沙緒子side*

「はぁぁ?!」

ある日の夜。

ある人のたまり場で私の声が響いた。

「ば、ばれたって・・・なんで?!」

「わりぃ・・・」

私の正体・・・

それは、黒薔薇の元総長。

「わりぃじゃなくて!何でばれたの?!」

私は1週間前まで敬語だったが、敬語じゃなくていいて言われ敬語で話すことがなくなった。

もちろん名前も呼び捨て。

「実は・・・」

と気まずそうに話す悠馬の話を聞いた。

「で?私が悠馬の彼女で、黒薔薇の元総長てばれたわけ?そのことを話したのが・・・拓馬さん?」

私は拓馬さんをにらんだ。

あれほどしゃべんなっていったのに~!

あのおしゃべり!

「ま、まあ。沙緒子ちゃん・・・おちついて・・・」

じりじりと近寄る私に拓馬さんは後ずさりをする。

「あれほどしゃべらないでって言ったじゃないですか!」

私は言った。
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