あなたの隣。
「そういえば・・・悠馬が沙緒子に話があるって言ってたけど。いくか?」

時計を見ると7時。

「送ってくけど」

とお兄ちゃんがつけくわえると

「うん行く」

と即答した。

急いでご飯を食べ終え歯を磨き服を着替える。

そして、寒くないようにコートを着てお兄ちゃんのところに行く。

お兄ちゃんは外で、バイクキーをもって待っていた。

「いくか」

「うん」

私は、バイクにまたがり悠馬のところに行った。

ざわざわ・・・

なんか騒がしい・・・

「何だあれ・・・」

お兄ちゃんが言う。

私は気になり後ろから除いた。

私は後悔した。

見なきゃよかったと。

「私帰る・・・」

「えっ?」

「帰る!」

大声で言ったのが悪かったのか、悠馬たちが私達に気付く。

悠馬はほかの女の人と楽しそうに話していた。

いやだ・・・

いやだいやだいやだ!

「・・・チッ」

お兄ちゃんは舌打ちをして家に帰る道に行った。

途中で悠馬が私と呼びとめたが・・・

お兄ちゃんはそれに気付いたのか、バイクのスピードを上げた。
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