あなたの隣。
トントントン

台所では私が材料を切っている音だけ聞こえる。

允はお風呂に入ってるみたい。

時計を見ると6時半。

お兄ちゃん・・・

早く帰ってこないかな・・・

ピロリン♪

私の携帯が鳴る。

メールかな?

私は火を消してソファーの前の机の上にある携帯を手に取る。

私は中を確認した。

・・・

お兄ちゃんからだ。

私はメールボックスを開いた。

【沙緒子わりぃ。今日晩飯いらない。ちょっといろいろあって手が離せなくなった
。できれば早く帰ってくるからな。早く寝ろよ。】

と書いてあった。

大丈夫かな・・・

お兄ちゃんたち・・・
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