春も嵐も
あの盆踊り以来、美波さんは杉里さんとうまく行っているようだ。
こちらの方は順調で何よりだが、問題は商店街存続の方である。
「何しろ敵は資産家、手強いったらありゃしない。
今は何とか冷戦で耐えているからいいものの、そのうち向こうが大砲を使ってくるかも知れないわ」
そう言った美波さんに、
「大砲!?」
俺と弥生は聞き返した。
「金と権力と言う名の大砲を使って、商店街を奪うかも知れないわ」
「最低最悪!
卑劣も卑怯もいいところだわ!」
ダンッと、弥生が拳でちゃぶ台をたたいた。
「金持ちの人間はそんな武器しか使えない能なし豚ヤローよ!」
弥生が吐き捨てるように言った。
おいおい、女の子…って言うほどでもないけど、“豚ヤロー”はなあ。
こちらの方は順調で何よりだが、問題は商店街存続の方である。
「何しろ敵は資産家、手強いったらありゃしない。
今は何とか冷戦で耐えているからいいものの、そのうち向こうが大砲を使ってくるかも知れないわ」
そう言った美波さんに、
「大砲!?」
俺と弥生は聞き返した。
「金と権力と言う名の大砲を使って、商店街を奪うかも知れないわ」
「最低最悪!
卑劣も卑怯もいいところだわ!」
ダンッと、弥生が拳でちゃぶ台をたたいた。
「金持ちの人間はそんな武器しか使えない能なし豚ヤローよ!」
弥生が吐き捨てるように言った。
おいおい、女の子…って言うほどでもないけど、“豚ヤロー”はなあ。