強がりも全部受け止めて
『そ、そうですか。
…あ、そろそろ飲み頃ですかね』
置いて蒸らしてたティーポットを手にとって、置いてあるカップへと注ぐ姿を眺めながら、バレないようにそっと深呼吸をした。
『どうぞ!』
「ありがとう」
渡されたカップをそっと口を近付けると、ほのかに酸っぱい香りがして、心が落ち着く。
亜希ちゃんの言うとおり、それほどくせもなく飲みやい。
「ーー美味しい」
ホゥっと息をつきながら言うと私の様子を伺っていた亜希ちゃんは「良かった」と言ってからカップに口をつけていた。
少しの間無言でローズヒップティーを飲む。
「もうつわりは落ち着いたの?」
何口目かを飲み込んでから気になっていた体調について問いかける。
『はい!ご心配お掛けしました。もう何でも食べたい!ってなってて今は何を食べても美味しく感じるんです』
「そう。良かったわ。性別とかってもうわかるの?」
『んーどうなんでしょう?まだ聞いたことないから。
わかってもはっきりするのはもう少し後なのかもしれないです』
そっとお腹に手をあてながら話す姿はとても幸せそうで。
そんな亜希ちゃんを見て思わず笑みが零れる。
…あ、そろそろ飲み頃ですかね』
置いて蒸らしてたティーポットを手にとって、置いてあるカップへと注ぐ姿を眺めながら、バレないようにそっと深呼吸をした。
『どうぞ!』
「ありがとう」
渡されたカップをそっと口を近付けると、ほのかに酸っぱい香りがして、心が落ち着く。
亜希ちゃんの言うとおり、それほどくせもなく飲みやい。
「ーー美味しい」
ホゥっと息をつきながら言うと私の様子を伺っていた亜希ちゃんは「良かった」と言ってからカップに口をつけていた。
少しの間無言でローズヒップティーを飲む。
「もうつわりは落ち着いたの?」
何口目かを飲み込んでから気になっていた体調について問いかける。
『はい!ご心配お掛けしました。もう何でも食べたい!ってなってて今は何を食べても美味しく感じるんです』
「そう。良かったわ。性別とかってもうわかるの?」
『んーどうなんでしょう?まだ聞いたことないから。
わかってもはっきりするのはもう少し後なのかもしれないです』
そっとお腹に手をあてながら話す姿はとても幸せそうで。
そんな亜希ちゃんを見て思わず笑みが零れる。