君の面影

破滅

______


「………ッ」
「どうした??」
「いや、なんでもねぇ…ちょっと、な…」
「とりあえず、お前も気をつけることだな。」
「な、なにをだ?」
「はぁ? 今言ってただろ。女豹の弓を装った奴らがこの頃出没しだしたんだ。おそらく弓のチーマーか熱狂的なファンだろうな。」
「もしそのどちらかならアイツに勝った俺を狙ってくるって訳か……」
「それだけならまだいいほうだ」
「は??」
「この頃お前の家の近くにそいつらが現れてるらしい


「それこそ俺を…」
「お前よりも周りの人間をねらってるとしたら?」


ドクンッ……


「ま、わり……」
「そぅ、例えば悠愛ちゃんとか……」


ガタンッ!!


「冗談じゃねぇぞッ!!!! なんでアイツばっかり……ッ!!」
「ま、まだ確実じゃねぇ…!! この先何が起こるかなんてわかんねぇ…だからお前に言いにきた。この意味、わかるな?」
「悠愛は俺が絶対に守るッ!!!」


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