君の面影
喪失
_____別れよう………
愛にこの言葉を言われるなんて…………
「……お、れは……」
「ごめん……悠愛はもうダメなの……」
「頼むよ……別れるなんて言わないでくれよ……」
「ごめん…」
愛は俯きながら謝った
愛がどんな顔をしているのかわからない……
でも悲しい顔をしていると思う
これは俺を思って悲しい顔をしているんじゃないかなっていう自意識過剰とかじゃない
愛の声が震えているからだ
どんなに気丈に振る舞っていても、自分自身に嘘は通じない……
それに愛は嘘をつくとき声が震える……
「愛、俺は今でもお前が好きだ。この想いに嘘はない。けど、お前は変わっちまったんだな……」
「……ッ!」
「俺は別に否定しねぇよ、それがお前の出した答えだからな…」