君の面影
グッ…
「佐奈?」
「お兄ちゃん……無理しないでね…」
「……当たり前だろ…お前を置いて、先に親父の所になんて行けねぇよ!」
「…お兄ちゃんっ…!」
7年前に事故で竜二の親父さんは亡くなった
「佐奈ね、お友達が出来たんだよ!! この病院の脳神経科に入院してる女の子なんだけど、とーっても優しいの!」
「お、よかったじゃねぇか! 友達を裏切るんじゃねぇぞ?」
「うん!!」
「佐奈、何か欲しいもんがあったらすぐに言いな、俺が絶対に持ってきてやるからな!」
「悠一さん、ありがとう!」
佐奈は満面の笑みを浮かべた
いつもその姿を見ると、心が温かくなっていくのを実感する
佐奈の笑顔には人の心を温かくする力があるんだ
コンコン
「佐奈ちゃん、おはよう! って、あ、お邪魔かな?」
「そんなことないよ!!」
佐奈の友達だろうか?
俺は帰ろうと席をたった……
___なんで出会っちまったんだろうな…
もしこの時お前が来なかったら…
俺がもっと早くに帰っていたら…
もしかしたら俺達は出会わなかったかもしれねぇのに……
「佐奈?」
「お兄ちゃん……無理しないでね…」
「……当たり前だろ…お前を置いて、先に親父の所になんて行けねぇよ!」
「…お兄ちゃんっ…!」
7年前に事故で竜二の親父さんは亡くなった
「佐奈ね、お友達が出来たんだよ!! この病院の脳神経科に入院してる女の子なんだけど、とーっても優しいの!」
「お、よかったじゃねぇか! 友達を裏切るんじゃねぇぞ?」
「うん!!」
「佐奈、何か欲しいもんがあったらすぐに言いな、俺が絶対に持ってきてやるからな!」
「悠一さん、ありがとう!」
佐奈は満面の笑みを浮かべた
いつもその姿を見ると、心が温かくなっていくのを実感する
佐奈の笑顔には人の心を温かくする力があるんだ
コンコン
「佐奈ちゃん、おはよう! って、あ、お邪魔かな?」
「そんなことないよ!!」
佐奈の友達だろうか?
俺は帰ろうと席をたった……
___なんで出会っちまったんだろうな…
もしこの時お前が来なかったら…
俺がもっと早くに帰っていたら…
もしかしたら俺達は出会わなかったかもしれねぇのに……