君の面影
愛のほうだった………


暗い夜空は星光りのせいか、とてもキレイに照らされていた
そしてその星空を背景にした愛の姿は今までのどんな姿よりも綺麗だと思った___


「ねぇいち、悠愛ね、いちが世界で一番大好きだよ!!」


それだけ言うと、俺の顔に愛の顔が近づいてきた
そして唇に柔らかいものが当たった
それが愛の唇だとわかるまでに有に20秒ちかくかかった
俺はあまりの事に頭がついていかず、何故愛がキスをしたのか不思議だった


「もぅ、いちは乙女心が分かってないなぁ……さっき悠愛がいちにキスした場所は観覧車の一番上だったでしょ??」


そういや確かに……


「観覧車の一番上で恋人どうしがキスしたら、その恋が永遠に続くって言われているんだから!」
「そういやクラスの女共がそんなこと言ってたような気が…」
「いち、絶対に悠愛を離さないでね…!!」
「んな事言われなくったって離さねぇよ☆ おまえこそ離すんじゃねぇぞ!!」
「うん!!」


観覧車は地上に到着し、俺達は小さな箱から出た


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