君を後ろに乗せた日


でも前に進まないといけないよな。

俺を選んでくれたんだ。
イヤな思いだけはさせたくない。
風になって、君を目的地まで連れて行くよ。




「じゃ、行くよ」


俺は自転車を漕ぎ出した。
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