桜の見える丘(仮)
神谷も予想外のことで私の頭に回してあった手の力が抜けていた。
私はその手をのけて、急いで神谷から離れる。
「せせせせせせせせ…先生っ!!こっ…これは違うんです!!」
必死になにかごまかそうとする私だけど…意味ないよね…?
ってか…なんでカーテン開けっぱなしなのよ!!
あ…そーゆことじゃないか…。
ってー!もうわけわかんなくなってきた!!
「前沢さん、神谷君。」
先生に呼ばれる…。
「はい…。」
「もぉ♪こんなとこでイチャイチャしちゃって!!保健室はそーゆーことする場じゃないんだぞ!!私が2人きりにしたのは仲直りさせるため♪それ以上のことは駄目だからね☆」
あれ…先生がウインクした時星が見えたのは気のせいだろうか…。
でも…怒られなくてよかった…。
それに…先生のおかげで仲直りも出来たし…感謝しなきゃ…。
「おい。もう元気になったなら帰るぞ。送っていくから。」
荷物を持って保健室を出ようとした時…私だけ先生に止められた。
すると…耳元で。
『神谷君にキスされそうな時の前沢さんの顔…可愛かったわ♪』
…!!!!!!!!!
もう・・・嫌だぁあああああ!!!