桜の見える丘(仮)





「私だって、まだ背が伸びるよね!!制服だってすぐ丁度よくなるんだから!」





自分にそう言い聞かせて、念入りに制服をチェック。



スカート丈をいじっていると。






「美姫―、まだ用意してるのー?早くしないと遅刻するわよ―!」




お母さんが2階にある私の部屋に聞こえるように、



一階から叫んでいる。




はーい!と返事をして階段をおりた。


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