桜の見える丘(仮)

うわぁ…今のはわざとらしすぎたよね…。


電車の約1時間の間…なにも会話しなかった私達。


だんだん何を怒ってたのかわかんなくなてきた。


でも、向こうが怒ってるんだ。話しかけにくい…。


電車は駅に止まり、私たちは少しだけ歩いて海まで行った。


「んじゃぁ、俺達はあっちで着替えてくるわ。着替えたらここで待ち合わせな。」


柏木君がそう言い残して私たちはいったん別行動。


神谷は私と目を合わせようともしなかった。


って…そんなに怒らなきゃいけないことだったの…?


そりゃ、私も維持になって口きかなかったけど…なんか今は申し訳ない気持ちでいっぱいなんだよ…。


「ねぇー、水着おかしいとこない?」


葵がくるりとそこで回って見せる。


ビキニ風だけど下にズボンをはいてる。


「全然!!ってか葵らしいよ!!そのズボンも水着なの?」


「そうだよぉ!ビキニって恥ずかしいから…。」


「そっかそっか!!」


私は自分に似合ってないと思う水着を来てUVカットの上着を来て待ち合わせの場所に行く。


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