桜の見える丘(仮)

「おまっ…どうした?」


私を心配そうにのぞきこむ神谷。


涙目になってる私。


「びっ…びっくりしたよぉ…!もう!!」

「って、何泣いてんの?そんなに迷子になって寂しかったわけ?」

んと…意地悪。


「違う。違うもん…。」


「ふ~ん。じゃぁ、なに?」


ほら…その質問に私が答えられないのわかってるくせに…そんなこと聞いてくる。


「言わない。いう意味ない。」


「へぇ?俺がきく権利はあると思うけど?どれだけ探したと思ってんの?」


まじ疲れた。って軽くため息をつく。


「ごっ…ごめん…。そんなに探してくれたんだ…。ありがと!!」


ニコッっと笑顔を見せてお礼を言った。


あれ…?なんだろ…。
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