桜の見える丘(仮)

「まぁ、遅れたのはしょうがない…だが、仕事はしてもらうからな!じゃぁ…」


仕事は…なに!何言われるっ!!


「入場門と退場門の色塗りしてもらうからな!」


…えぇ…。


「えっ?色塗りッすか…?」


「そうだー!他の仕事はもう他の奴らがやったからなぁ。最後に残っためんどくさい仕事はお前らにやってもらうからな!まぁ、遅れた‘バツ’としよう!」


「えぇぇぇぇ…やだよぉ。こんなのやってたら、帰る頃真っ暗じゃん…。」


「そこは大丈夫だろぉ!?」


怪しい笑いを私に見せる。


なに…なによ…先生。


一歩、一歩近づいてくる先生。


ザッっと後ずさりしてしまう。


「ちょ…先生なにっ…!!」


―――ドンッ


私の背中には壁が…。


どんどん近づいてきた先生は…顔を近づけてきた。
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