桜の見える丘(仮)
真っ暗で☆お化け!?
「…ぃ…ぉぃ…おい!君たち!!」
小さく聞こえていた声がはっきり聞こえてくる。
ん~…誰?
「何してんだ!早く帰らないとだめだろう!!」
おじいさんっぽい少しかすれた低い声の警備員さん。
警備員さんの懐中電灯の光が強くて目を細める。
って…あれ…?
ここ、どこだ?警備員…?
寝ぼけていたが、はっきり目が覚めた。
周りをあわてて見回すと、真っ暗。
「警備員さん!いま何時!?」
いきなり大きな声を出した私に警備員さんは少し驚いたように、時計を見た。
「ん~…今は…」
んー!遅い!!