オオカミくんと赤ずきんちゃん



なんでだ~?


とずっとさっきのことを気にしながら龍の部屋に向かった。


―トントン―


「龍?入るよ?」


そう言ってドアを開けるとベランダで空を眺める龍の姿があった。


「あぁ、雛」


「なーにしてるの?
龍にしてはロマンチック!星見てるなんて」


「俺だって星くらいみるよ」


「ふふっ、綺麗だね~」


「本当だな~」



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