孤独の天使―Silver Angel―
『ごめん……何言ってるのかわからないな。』

こ、こ、こ、こんの…………

『バカヤローーーッ!!!!』

いろんな怒りが込み上げる。

私は右の拳でパンチを繰り出した。


……が、

あっさりとかわされた。

ムッキーーーーー

サラ様、お怒りモード突入。

《ぜッッッたいゆるさん……》

そんなサラとは裏腹に、一見冷静なアレイシス。

だが、彼の心の中ではある大きな葛藤があった。

そんなアレイシスに気づかないサラ。

もちろん彼の行動に気づくはずがない。

彼はそっとサラの耳元に囁いた。
『――――綺麗だよ。』

そして首筋に沿って降りていく。
ある所でふと止まり、ちろりと首筋を舐めた。

そこでやっとサラの脳ミソがフリーズする。

そして彼の牙が白い肌をプツリと刺した所で――――……



『なぁにやっとんじゃぁぁい!!!!!!』

サラの意識が正常に活動し始めました☆

って、

そんな場合やなーい!!!
< 14 / 15 >

この作品をシェア

pagetop