幸せの権利~傷ついた子供たち~


電車に乗ってると



おばあさんに話しかけられた

「お譲ちゃん?一人?おばあちゃんのうちにでも行くのかい?」





はいって答えそうになって













やめた






聞かなきゃいけないことがある










「あのっ・・・・・ここからすごく遠くにある児童養護施設
分かりますか?・・・・おねいちゃんがいるんです」





「そうなのかい?あぁ・・・それなら・・・この電車の終点の駅の近くの
丘の上に小さな孤児院があってねぇ・・・そこの院長さんがすごくいい人なんだよ
子供たちも家族みたいで・・・・」




おばあさんはニコッとほほ笑んだ





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