地味子な私と、人気者の彼

「か、からかっちゃヤダ! それに……メガネは外したくないんだもん。目悪いし」


「コンタクトすればいーじゃん!!」


「痛そうだし怖いもん……」


「子供かッ!!」


 そう、私はメガネっ子。


 一度も髪の毛なんて染めた事が無いし、ピアスだって怖くて出来ない。


 でも別に勉強一筋って訳でもないし成績だって真ん中らへん。 


 ――マジメすぎずハデすぎず、中途半端な位置の人間かもしれない。

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