地味子な私と、人気者の彼

 
 部活や遊びで忙しい彼を誘うなんて至難の業。


 誘えたとしても、もっともっとウワサになる事は分かっていた。

 
 
「でも、唯一私が勇気を出せるって言ったら……あれだよね」


 夢の中でなら、なんとかアピール出来るかもしれない。


 それってちょっと悲しい事だけど――これで現実世界に影響するなら張り切るしかない。


 
「よし!」

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