地味子な私と、人気者の彼


 
「あっ、あの――」


「いいよ~! 帰ろーぜ」


 思ってもみない答えに、胸がキュンとなる。

 
「しっかし、りかから誘ってくるなんてすげー珍しいじゃん」


「たまにはって……思って」


 汰一君の話からすれば、これは夢で合ってるハズ。

< 124 / 258 >

この作品をシェア

pagetop