地味子な私と、人気者の彼

 二人で笑い合いながら、お気に入りの角の席へ座る。

 
 テーブルの真ん中に置かれた角砂糖入れは、真っ白くて可愛いウサギの形をしてて、持って帰りたいぐらい。


「それ好きだよな」


「えっ!? バレた!?」


「当たり前だろ! 来るたびいつも見てるし」


「ふふっ。確かにそうかも」

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